2002年07月  高速道路内にもセルフ給油所



 高速道路内にもセルフ給油所
 
    高速道路内の給油所に初めてセルフ方式が登場する。セルフ第1号となるのは長野県阿智町の中央自動車道上り線・阿智パーキングエリア(PA)内でコスモ石油が直接運営している給油所。「営業者」であるコスモ石油が、タンクの取替え工事に伴うセルフ対応型への改造を、PAの「占用者」であるハイウエイ交流センターに要請した。
 近年、利用者から「なぜ、セルフ給油所がないのか」などの問い合わせもあり、道路公団は今後のセルフ給油所への改造について、安全性や利便性などの条件面で問題がなければ認める方針だ。また、高速給油所の製品価格についても「なぜ、全国一律の価格なのか」や「一般道に比べて高すぎる」などの問い合わせも多いという。これに対しても道路公団は「発表している価格はあくまで上限価格」として価格を指定しているわけではないと説明している。上限価格内で、それぞれが独自に価格を設定することが可能としており、今回の阿智PAでのセルフ給油所の販売価格も「フルサービス給油所と同じ価格に設定することは事実上考えられない。営業者の判断だが、事実上はほかよりも数円安く設定することになるだろう」と予想する。
 高速道路給油所に上限価格ではない価格が初めて登場することになり、さらには、セルフとフルの価格差次第では周辺の高速給油所にも影響が及ぶ可能性もある。今後、高速給油所間での独自の価格設定の動きが加速する可能性も否定できない。今回のセルフ給油所の登場は、上限価格に張り付いた全国一律の価格体系を崩すだけではなく、さまざまな連鎖を引き起こしそうだ。