2002年08月  依然続く 淘汰の波



 依然続く 淘汰の波
 
    14年3月末現在、わが国の登録給油所数は5万2,592ヵ所になった。この1年間に1,112ヵ所が減少した。平成7年3月末に、わが国の給油所数はピークの6万421ヵ所に達したが、その後の7年間に約8,000ヵ所減少した。毎年、1,000ヵ所以上が撤退していることになる。一方、登録事業者数も前年比682事業者減少して2万6,475事業者になった。やはり平成7年からの7年間でみると約5,000の事業者が減った。特石法廃止を機に、わが国の石油流通市場は競争が激化。セルフ給油所の急増など新たな競争要因も登場し、販売業者の小売マージンも極端に縮小している。こうした経営環境の激変に伴う業界淘汰の波は当分収まりそうにはない。
 この1年間の対前年比給油所減少率は2.07%で、事業者の減少率は2.51%となった。これまでは事業者の減少率より給油所の減少率が高い状態で推移してきたが、ここにきてこの減少率が逆転した。 これは、給油所減少の内容が、元売社有給油所や複数の給油所を所有する特約店による不採算給油所の集約という傾向から、1給油所運営業者の撤退へとシフトしているとみられるためだ。競争の激化に対して、比較的に底力があるといわれてきた中小の「1SSディーラー」にも、淘汰の波が押し寄せてきていることを示している。