2002年09月  元売の“直売指向”鮮明に



 元売の“直売指向”鮮明に
 
    資源エネルギー庁は9月18日、平成13年度のガソリン、軽油、灯油の供給ルート別販売数量を発表した。元売が昨年1年間に供給ルート別に販売した量を示したもので、「元売直売」は元売子会社が販売したものなどが含まれ、元売がルートを把握していない製品は「その他」に含まれている。
 13年度ガソリン販売量のうち元売直売は前年度比1.1ポイント増加の8.9%。ほとんどが元売子会社が販売したもの。商社系特約店の販売比率も昨年度の9.0%から10.0%に上昇。一方で、一般特約店経由の販売量は大きく減少した。販売比率も2.1ポイント低下の52.6%に。特約店の直営、3者販売店など軒並み減少している反面、唯一、「その他」ルートが増加して0.7ポイント上昇の6.9%となった。
 軽油は元売直売が0.8ポイント増の5.1%でトラック向けインタンクも1.6ポイント上昇の17.8%となった。その一方で一般の給油所での販売比率が減少しており、1.1ポイント減の41.0%となった。軽油でも元売の直売指向が見られる一方、インタンクや大手フリート系列の販売が中心となりつつある。
 供給ルートで最も変化が大きいのは灯油。特約店経由が大幅に増加して3.0ポイント増の56.2%となった。内訳は、系列給油所が減少している一方で「その他」が大幅に増加しているため。いわゆる商社系特約店が元売の系列特約店に売り込んだものが増加していると見られ、4.2ポイント増の12.2%となった。灯油はガソリンや軽油に比べて比較的に系列の縛りが緩いことから、ホームセンターなどの進出に危機感をもった給油所が、商社系などから積極的に業転を購入しているものと見られる。