2003年05月  ガソリン販売量が18年連続で増加



 ガソリン販売量が18年連続で増加
 
    経済産業省がまとめた速報ベースによる2002年度の石油製品需給実績によると、ガソリンは18年連続増加し6,000万キロリットルに迫る5,992万キロリットルになった。逆に軽油は6年連続の減少で4,000万キロリットルの大台を割って3,950万キロリットルになった。かつてガソリン販売量に迫る勢いだった軽油は、1997年以降、景気低迷に伴う運送業界の合理化などが影響し下降線をたどっている。灯油は3,063万キロリットルで7年ぶりに3,000万キロリットル台に達するとともに過去最高を記録した。主要油種であるガソリン、灯油、軽油の販売量の浮沈は、石油販売業者の給油所運営方法や経営方針に大きく影響を及ぼし始めている。
 2002年度のガソリン販売量は前年度比1.9%増の5,991万8,000キロリットル、軽油は同3.5%減の3,950万4,000キロリットル、灯油は同7.5%増の3,062万6,000キロリットルとなった。ナフサや重油を合わせた燃料油計は2億4,289万1,000キロリットルで同2.7%増、3年ぶりに前年度を上回った。今冬の暖房需要の増加や原子力発電の停止に伴う電力向け重油の増加が影響した。
 ガソリン車の堅調な伸びに支えられて増加を続けるガソリンは、89年に4,000万キロリットルを突破し、94年には5,000万キロリットル台に突入した。依然、ガソリン販売量は伸びており2003年度は6,000万キロリットル台に突入するのは確実だ。
 92年に4,000万キロリットルを超え96年まで急上昇を続けてきた軽油は、97年以降減少に転じついに大台を割って3,000万キロリットル台に。さらに減少傾向は続いており、ガソリンの半分になるのも時間の問題といえよう。
 暖房度日数の増減に左右される灯油は3,000万キロリットルを超えた95年以来、史上2度目の3,000万キロリットル突破となった。暖房需要は電気・ガスなどへのシフトが進みつつあるが、依然、灯油への依存が高いことがわかった。