2003年08月  セルフとフルのガソリン価格差について



 セルフとフルのガソリン価格差について
 
    資源エネルギー庁が実施した「石油製品価格に関する消費者および給油所アンケート調査」によると、消費者が主に利用する給油所のサービス形態は、フルサービス給油所が65%で、セルフ給油所は23%、セミセルフが12%の割合だった。セルフ給油所を利用する消費者の選択の理由を二つまで聞くと、「価格が安いから」が86%と圧倒的多数を占めたものの、「従業員の対応がわずらわしくない」「自分の好きな数量・金額を指定して給油できる」と答える消費者もそれぞれ3割近くを占めた。ちなみに「自分で給油するのが楽しい」は1割にとどまった。
 また、消費者全員を対象にセルフ利用の意向について聞いたところ、「一定の価格差があればセルフ給油所を利用したい」と答えたのが58%で、「価格差だけでセルフは選ばない」が24%、「価格差があってもセルフは利用しない」が18%だった。ただ、「価格差があってもセルフは選ばない」などと答えた消費者の割合は年齢が高くなるほど多くなる傾向で、さらに男性よりも女性の方が価格差に左右されないことがわかった。
 消費者のセルフを利用したい価格差については、「5円」と答えた人の割合が30%で最も多く、「10円」が20%、「3円」が18%、「2円」が13%で、平均は「約6円」だった。
 一方、給油所に対しても「セルフ給油所とフルサービス給油所のガソリン価格差はどの程度必要か」と質問しているが、その結果でも「5円」が33%、「3円」が28%、「2円」が21%の順だったが、平均すると「約4円」で、消費者と業界のセルフとフルサービスの価格差に対する意識に微妙なズレがあることがわかった。この質問で、現在、フルサービスを行っている給油所では「5円の格差が必要」と答える給油所が多いのに対し、セルフサービスを行っている給油所の半数近くが「3円の格差が必要」と感じており、セルフ実践給油所と消費者との間の意識の違いはさらに大きいことがわかった。
 また、「価格差だけではセルフを選ばない」と答えた消費者に「価格差以外に考慮する要素」を聞いたところ、家から近いなどの立地条件やサービス内容をあげる消費者がそれぞれ4割近くを占めており、洗車やコンビニなどの併設店舗やブランドなどはあまり重視していないこともわかった。