2003年09月  2002年度供給ルート別販売数量・「元売直売」ついに1割突破



 2002年度供給ルート別販売数量・「元売直売」ついに1割突破
 
    資源エネルギー庁は9月25日、2002年度におけるわが国の石油製品の供給ルート別販売の実態を発表した。販売シェアが急増している「元売直売」とは、元売が直接販売するもののほか、資本を100%出資している販売業者の販売量を合わせたもの。
 2002年度のわが国のガソリン総販売量は5,995万6,888キロリットルで前年度比2.4%増。供給ルート別の販売比率では、最も多いのが一般特約店を経由して販売されるもので全体の73.0%。しかし、前年度に比べて3.0ポイント減少しており、特約店の直営給油所や三者販売店給油所ともに前年度比で減少した。逆に増加が著しいのは元売直売で、前年度比1.8ポイント上昇して10.7%に達した。また、商社系特約店の販売シェアも増加しており、同1.1ポイント上昇して11.1%に、一般特約店経由で減少した分はそのままこの両ルートに振り分けられた格好だ。
 軽油の供給ルート別シェアも、やはり特約店経由で販売される軽油が減少し、元売直売が6.1%と前年度に比べ1.0ポイント増加した。特約店経由で特に目立つのは一般給油所で販売される量が大幅に減少していることで、前年度は41.0%だったものが38.8%に大幅減少、トラック向けのインタンク販売も同2.2ポイント減少している。ただ、特約店経由でもフリート給油所で販売されるものは増加しており同0.9ポイント増の15.4%となった。
 灯油については、昨冬は寒さが長引いたため販売量は2,983万5,090キロリットルと同8.2%増加となった。そのためそれぞれの供給ルートとも販売量は伸びているがその比率はやはり変化している。特に今回の特徴は特約店ルートが大幅増加したこと。前年度の56.2%から58.8%に伸びているがその内訳は燃料小売商、その他ルートがそれぞれ増加し、給油所もわずかに増加した。同時に元売直売も前年度の2.9%から3.7%に着実にシェアを上げている。
 絶対量自体はまだ小さいものの中小小売業者に影響が大きいホームセンターの販売量も着実に伸びている。ホームセンターへの供給は特約店や燃料卸商、元売直売の3ルートがあるが、今回伸びたのは特約店、燃料卸商ルートで、これまで伸びていた元売からの直接供給はほとんど変化がなかった。
 元売各社が販売子会社を積極活用してダイレクトに供給する傾向がこのルート別販売量比率の変化で裏付けられた格好だ。