2004年10月  商社系の販売シェア拡大



 商社系の販売シェア拡大
 
    資源エネルギー庁は2004年10月12日、03年度の国内におけるガソリン、軽油、灯油の供給ルート別販売実績を発表した。主力のガソリンでは一般特約店経由の減少傾向が続き、自動車燃料に対する比率は70%に縮小しており、このままだと04年度は70%台を割る可能性が高くなった。中でも一般特約店直営販売(2者)の比率がついに50%の大台を割った。これに対して、大きく伸びたのが商社系経由で、販売量は前年度比26.2%増となり、販売シェアを13.6%まで拡大した。元売直売も前年度比で微増ながら着実に増加した。
 一方、軽油の自動車用と灯油民生は需要減となったが、軽油ではフリート給油所、灯油では燃料小売商が実績をともに増やした。ホームセンターで販売される灯油は前年度に比べ減少したが、販売シェアは大きな変化はなかった。
 油種別・供給ルート別販売実績はエネ庁が実施した元売ヒアリングの結果をもとに集計。03年度はガソリン、軽油、灯油のいずれでも一般特約店経由の縮小傾向が改めて浮き彫りなった。ガソリンの自動車用実績は前年度比3.0%増の6,167万キロリットルと堅調に推移したが、一般特約店経由は前年度比0.9%減の4,340万に減少。特に特約店直営販売(2者)は前年度比2.5%減の3,001万キロリットルまで落ち込み、減少率は販売店(3者+4者)よりも大きくなり、自動車用に占める比率も50%を割り込んだ。これに対して、商社系特約店経由は急増。前年度比26.2%増の842万キロリットルに拡大し、なかでも商社系特約店直営販売(2者)は、前年度比2.2倍の128万キロリットルと飛躍的な伸びを示した。
  一方、軽油は自動車用実績が前年度比2.1%減の3,593万キロリットルにとどまり、特約店経由が1.8%減の3,372万キロリットル、元売直売も6.8%減の221万キロリットルと落ち込んだ。ただ、ここでも給油所段階をみると、一般給油所は8.3%減の1,384万キロリットル、これに対して、フリート給油所は1.9%増の6,085万キロリットルと明暗を分けた。
 また、灯油も民生用実績は5.6%減の2,186万キロリットルに減少。これに連動して、特約店経由も前年度比5.8%減の1,653万リットルに縮小した。中でも給油所実績は前年度比19.4%減の682万キロリットルまで落ち込み、同じ特約店経由でも燃料小売商(米穀・酒・雑貨など)が13.1%増の560万キロリットルとなった。