2005年04月  「4月仕切値上げ転嫁」全国でスタート



 「4月仕切値上げ転嫁」全国でスタート
 
    元売各社の5円前後の大幅仕切値上げを受け、4月転嫁がスタートした。一部では週明けの4日からのスタートもあったが、多くの地域で1日から価格転嫁に入った。2~3月の未転嫁分を含めた価格改定を行う給油所も見られ、レギュラーガソリンで120円台に乗せた給油所も多かった。また、給油所店頭に今回の大幅な値上げの背景を説明する張り紙を掲示する給油所も見られるなど、消費者の理解を求めつつの4月転嫁が展開された。
 民族系大手販売業者の動きが注目されていた札幌だが、7円程度の値上げを行う給油所もあり、フルサービス給油所では120~122円の価格表示が増加している。東北では5円前後のアップのほか、秋田などこれまで過当競争を演じていた地域では、それ以上の改定を行う給油所も見られた。
 関東では、東京の陥没地で6~9円の値上げが見られたほか、千葉でも7円程度の転嫁に踏み切り、神奈川ではフルが122円レベルに到達、週明けとなった山梨のフルは124~5円を目指す給油所が多かった。群馬はフルでは120円台に乗せ、低迷していた埼玉では8割以上の給油所が118円以上となった。高市況を誇る長野などの北信地域は、フルで127円が中心的な価格となった。
 中部では5~6円の転嫁を目指す動きが強まり、近畿はほぼ全域で5円以上の値上げを行う給油所が多く、大阪府では125円の表示のほか、軽油で102円中心の価格が広がった。今回の仕切り転嫁の特徴は、即日転嫁に懸命の努力を続けている点で、周囲の様子を窺いながらという様子見ムードが近畿では払拭されている。
 中国では、山陽地区がセルフとフルともに4~7円の幅での値上げが目立ち、山陰は5円中心の改定となった。四国は3月下旬に5円程度の値上げに踏み切った地区もあり、4月からの値上げは3~5円の幅。
 九州はほぼ全域で5~6円の転嫁を行う給油所が目立った。九州の価格指標とされる福岡のボトム価格は116~7円に浮上し、平均的には120~123円程度まで上昇した。(写真は仙台市内の給油所の価格表示)