2006年09月  急落一途の卸相場



 急落一途の卸相場
 
    原油急落を受けて国内の石油製品卸相場も急落の一途をたどっている。製品別ではガソリン、形態別では先物の下落が目立っており、ガソリン先物(当限り)は原油比で3.4円/リットルの下げ過ぎ症状が現れている。現物も先物相場に連れ安観測が強まっており、精製元売の業転高による高粗利が剥がれ落ちようとしている。
原油のピークは8月上旬に円換算で53.1円/リットルを記録、近況は42.5円まで下落して、ピーク比10.7円安となっている。
これに対してガソリン東京先物は69.8円(ガソリン税込み123.6円)から55.7円(109.5円)まで14.1円の下落を記録している。ガソリン京浜海上現物のピーク比下落値は11.2円にとどまっており、「マインド的に先物リードでの下落余地が大きい」状況にある。
シーズン特性のある灯油は9月上旬にピークを記録したが、その後に短期急落に陥っており、「過剰在庫要因など、現物はまだ5円の下げ余地がある」という見方もある。
業転や先物でも15円/リットル以上の精製元売の高粗利が続いた卸相場も原油安で変調を来たし始めている。