2007年01月  ガソリン悪化の非は元売に



 ガソリン悪化の非は元売に
 
 

  原油が14.7円/リットル下がったのに対して、ガソリン現物は23.7円の大暴落を記録。一方で給油所小売は10円下げと大健闘している実態が明らかになった。原油が円建てピークを記録した8月上旬と最近値との比較によるもので、ガソリン市況の低迷による粗利圧迫は、ほぼ国内元売に起因する問題であることが鮮明となっている(グラフ参照)。
 米国WTI原油が1月第3週後半に50ドル/バレル割れとなるなど、原油相場は再軟化に直面しており、国内製品市況もガソリン、灯油ともに業転相場(京浜海上)も下落の一途にある。特にガソリンは、業転市況が原油見合いで9円/リットルもの下げ過ぎとなっており、「取り残しが多い」という元売の経営悪化要因は、「自作自演の様相」を呈している。
  首都圏などでは、一般仕切り比で特価レベルにある業転相場がPB系給油所など量販給油所の安値の温床となり、給油所小売市場での大幅下押し要因と化して、給油所経営を圧迫する構図となっている。原油見合いでの仕切価格を強要されると、「業転比で9円の格差を付けられることとなり、粗利5円という量販給油所の採算レベルで小売販売されると、一般給油所向けの仕切価格よりも4円安の小売価格が出現する」という事態となる。