2008年05月  国内卸市場で異常な灯油・軽油高



 国内卸市場で異常な灯油・軽油高
 
    原油超高値の渦中で、ガソリン独歩安の状況が続いている。灯軽油は原油以上に高値を追う展開となっており、卸の税抜き実勢はガソリンが灯軽油よりも18~20円/リットルも割安な状況に陥っている。ガソリン税、軽油引取税、消費税込み価格ではガソリンの比較高値が続いているが、給油所によっては、ガソリンと軽油が同値水準で並ぶ大椿事が発生する可能性も出てきた。
 原油の高値持続が続いている中、灯油は東京先物(京浜海上渡)の期先12月物が27日に110円台に乗り、軽油も海外市況に引っ張られる形で110円を目指す展開にある。一方のガソリンは5月29日には原油高に連動して値を上げたものの税別90円に届かない状況が続いている。原油FOB見合いでのガソリンのスプレッド(精製元売粗利に相当)は5円前後で推移、6月の大幅値上げに対する月決め給油所とプライベートブランド系などとの卸格差拡大が懸念される。