2008年07月  49%が系列外仕入れ実施



 49%が系列外仕入れ実施
 
    資源エネルギー庁が先ごろ発表した2007年度の給油所経営・構造改善等実態調査報告書(約4万5千給油所対象、回答率26%)によると、48.8%の給油所が最近1年間で系列外仕入れを「実施した」と回答した。ほぼ前年と同水準だが、運営形態別(下表参照)では、販売店給油所は半数を超える50.7%が「実施した」と回答し、前年比でも増加傾向を示した。さらに今後の系列外仕入れについては50.5%が「実施の意思がある」と回答しており、系列離れの傾向がさらに進む可能性が高いことを示す結果となった。
 系列販売について「必要」という回答が63.4%となり、前年比0.4%増となった。いずれの運営形態でも「必要」が上昇傾向を見せ、系列外仕入れの実施が減らない中、連動性が見られない結果となった。系列販売のメリットでは「安定した品質保証」が最も高く一方、デメリットでは「仕入価格の高さ」に対する不満が圧倒的に多い結果になった。
 また、プライベートブランド化については「すでに行っている」と「検討中」の合計で19.4%にとどまり、製品品質や供給面で系列販売の重要性を十分に理解する給油所が多いにも関わらず、厳しい競争環境下で商売を継続するために仕入価格が高い系列販売に反発し、仕方なく系列外仕入れを行う給油所が多い実態が浮かび上がる。
 一方、仕入れ先からのインセンティブについては「受けている」が11.7%で前年比0.6%減となった。運営形態別で最も多いのは、特約店直営給油所(資本関係あり)の28.9%、低いのは販売店給油所の8%となった。受けているインセンティブ種類では、「増販」と「キャンペーン」の2つが多い。事後調整については14.7%が「受けている」として前年比2.3%増となった。
 小売価格設定時に最重視する要因では、「周辺競合給油所の販売価格に同値追随」が55.3%で最も多くなり、「仕入価格に一定マージンを乗せる」は39.4%にとどまった。
 運営形態別で見ると、競合給油所への同値追随は、JA給油所が64.8%と最も高く、元売100%子会社給油所の63.9%がそれに次ぎ、いずれも仕入価格への関心が低いことがわかった。これに対して、「仕入価格にマージンを乗せる」は、販売店給油所の41.1%、次いで特約店直営給油所(資本関係なし)の37.8%が高くなった。