2009年01月  新仕切りで卸「公正・透明」へ前進



 新仕切りで卸「公正・透明」へ前進
 
    1月のガソリン仕切価格は、2008年10月の新仕切り導入以降、初めて平準化し、「公正かつ透明な価格体系の構築」という当初の目的に、ようやく近づいた。首都圏の小売市場でも、量販SS新設などによる一部陥没地区を除いて、100円割れ看板が姿を消しつつあり、原油相場および業転市況も落ち着いた値動きとなり、元売の需給調整が奏功し始めている。
 週決め新仕切りによる1月仕切価格は、ガソリンが91円前後、灯油は50円前後となり、現物連動、TOCOM連動ともに、ほぼ同値水準となった。
 原油の暴落が背景にあったとはいえ、導入当初のガソリンは10月=10.9円、11月=6.6円、12月=5.5円、灯油は10月=10.7円、11月=7.5円、12月=6.8円のいずれも「現物高・先物安」が生じ、「公正・透明」は完全に看板倒れとなっていた。ところが1月は、ガソリンが0.1円、灯油でも0.3円の「現物安・先物高」まで格差が縮小、小売市場でも仕切りの上下動に応じた市況対応がしやすくなっている。
 関係者は「もう少し陸上業転が低迷するかと見通していたが、元売の需給コントロールに加え、灯油の実需が入ったことで、予想よりも早く反騰に転じたことが下支えになった」と1月仕切り動向について分析、今週末からの週仕切りは、灯油の先物連動は反落気配だが、ガソリンは連続値上げが確実な情勢にある。小売市場では「特に下げ過ぎ症状に陥っていたガソリンの価格修正が進む展開」が予想される。