2010年8月


 

世帯家計調査・数量、客数とも好調
 
 

 総務省の2010年7月の世帯家計調査(2人以上の世帯)が8月27日に発表され、全国平均のガソリン支出は6,197円(6月比510円増=9%増、09年比902円増=17%増)、購入数量は47.71リットル(4.73リットル増=11%増、3.95リットル増=9%増)となり、SS業界にとって好調な数字を記録した。なお平均価格は129.89円(6月比2.44円安、09年比8.9円高)となった。
 最近の同調査結果によると、ガソリン単価は2008年比では割安、09年比では割高となっている。こうした価格要件にもかかわらず、数量面では5~7月は3ヵ月連続して過去3年間では最多を記録しているうえ、プラス幅が月を追うごとに拡大する傾向にある。
 また、来店頻度に相当する100世帯当たり購入頻度でも、この7月は147で、08年(143)、09年(139)と比較して増加、購入1頻度の数量についても、この7月は08年比7.7%増、09年比3.1%増となっている。
 来店頻度の上昇、少量・少額給油の減少は、顧客数の増加、1給油当たりの数量の増加を意味しており、地域によっては異なる業況判断があろうが、全般的に、来店数と数量面から推計するSS業況は好転してきていると判断でき、より1リットル当たりの粗利の回復が急務といえる。
 また、7月の地域別の世帯ガソリン支出は、大都市部は頻度88(6月は80)で3,709円(3,463円)、小都市・町村部は頻度198(183)で8,597円(8,265円)となった。支出格差は2.38倍(2.39倍)と前月比で縮小したが、支出金額の実額差は4,888円(4,802円)で、6月よりも大きくなっている。購入数量が平均47.7リットル(43.0リットル)と6月よりも増えたことによるもので、地方生活者に支出実態が偏重している状況は変わらない。
 また、主要都市別(多額、少額上位5都市は別掲)でも、最多・山口市は9,339円(6月は9,336円)、最少・大阪市は2,313円(1,980円)で、最大格差は4.04倍(4.71倍)と倍率が縮小したが、上位5都市平均では、多額は8,741円(8,017円)、少額は2,655円(2,559円)で、金額差は6,086円(5,458円)と拡大し、同様の傾向が見出せる。
 2010年(1~7月)の平均では、最多・山口市と最少・大阪市との最大格差は5.20倍、金額差は6,915円となっており、7月の最大格差4.04倍は比較的、小さい格差となったが、金額差は7,026円と平均よりも多額となっている。