2011年4月


 

SSガソリン粗利2010年度も薄利
 
 

 2010年度(4~3月)の原油価格(日本向け中東産指標FOB)は、ドル建てでは平均1バレルあたり84.30ドルとなり08年度(82.02ドル)を超えて過去最高値を記録した。円建てでは円高要因で1リットルあたり45.98円となり、過去5年間では3番目となったが年度末に急上昇し近況は180円ガソリンが登場した08年7~8月に次ぐレベルにある。一方、SSガソリン粗利は12.3円となり前年度比0.9円上昇したが、08年度比では1.2円少ない水準にとどまった。

 ドル建て最高値を記録した08年度原油は、為替レートは08年度(98.98円)、09年度(93.85円)、10年度(86.71円)と一貫して円高ドル安が進行し円建てコストの上昇を抑えた。

 ガソリン小売価格は135.9円(情報センター月次統計、消費税込み)で前年度比10.9円高となった。過去5年間では06年度同値の3位となる。一方の卸価格(3月は本紙推計、消費税別)は117.8円で前年度比9.6円高となった。

 これから弾き出したSSガソリン粗利は12.3円(消費税込み)となり、前年度比0.9円増。過去5年間では08年度に次ぐ2位となるが、年度末の3月推計は11.1円にとどまり低下傾向にある。一方の原油価格は08年夏に迫る高値高騰となっており卸高に見合う小売価格の再構築が必須条件となっている。